ファッション業界のデジタル化を促進するためのソリューションを全6回でお届けしていますが、第5回目の今回は、織物・丸編み・タオル・刺繍の生地を作る方法についてご紹介します。デザインソフトを活用した生地設計やシミュレーションについて説明します。さらに、SDS®-ONE APEXシリーズで作成された織物、ニット、丸編み、タオル、刺繍の素材データがダウンロードできるお役立ちサイトも紹介していますので、ぜひアクセスしてリアルな生地画像をゲットしてください。
目次
ファッションテックウェビナーシリーズ録画アーカイブ一挙公開!
ファッションテックウェビナーでは、ファッション業界のデジタル化を促進するためのソリューションを全6回のシリーズでご紹介しています。
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デザインソフトSDS®-ONE APEXシリーズで、ニットウェアやニット小物などのバーチャルサンプルを作成する方法について、第1回・第4回の記事で取り上げました。これまでは主にニット製品について紹介してきましたが、今回はニット以外の製品について紹介していきます。SDS®-ONE APEXシリーズでは、織物や布帛、パイル生地、刺繍などのシミュレーションもでき、ジャカード柄やストライプ柄など、さまざまなデザインのバリエーションを作成できます。
今回の記事では、織物・丸編み・タオル・刺繍のシミュレーションにおすすめのデザインソフトSDS®-ONE APEXシリーズの使用を前提としています。デザインソフトを活用した生地シミュレーションについてより詳しく知りたい方は、下記より資料もダウンロードしていただけます。本記事とあわせてご覧ください。
アパレル・ファッション業界の救世主、バーチャルサンプルとは?
サンプリングの時間とコストが削減できて、ファッション・アパレル業界をサステナブルにする切り札的存在『バーチャルサンプル』についてご紹介していきます。
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チェック柄をイチから作成したい場合に便利な、「カレイドチェック」という機能を紹介します。「カレイド」とは、英語で万華鏡という意味なのですが、その名の通り、万華鏡の原理で柄を作ることができる機能です。画像を用意し、下記画像にある直線の位置や傾きを変えることでチェック柄が自動的に作成されていきます。
詳細については、下記のダウンロード資料をご参照ください。
丸編みデザインの工程を見ていきましょう。今回はカットソー生地でよく見られる、マルチボーダーを作ってみます。ボーダー柄を作る専用のツールで、色やピッチを設定しながら、自由にデザインをおこなえます。
織物同様、糸データを使用してシミュレーションを実行できます。スラブ糸やメランジ糸、杢糸など、糸を変えてバリエーション展開することも容易です。
タオルデザインの工程を見ていきましょう。まずは用意した図案を読み込みます。次に図案の色を登録します。今回はピンク・グレー・紺色の3色です。
それから基準となるパイルの密度を設定すると、デザインのベースとなるドット画像に自動変換できます。パイルの密度はフェイスタオルやバスタオルといったアイテムからも選択できるので、タオルの設計に馴染みのない方でも簡単に操作できます。
シミュレーションの際も、さまざまな設定をおこなえます。たとえば下図では、ピンクと紺色のパイルをミックスすることで、グレーに近い色合いを表現していますね。
デザインソフトSDS®-ONE APEXシリーズでは、用意した図案を元に刺繍のイメージをシミュレーションすることができます。ステッチ幅を設定したり、総針数を概算することもできます。
刺繍シミュレーションは、実際の製品企画においてデザイン検討に活用できるほか、プリント図案としても使用できます。プリント図案として活用する場合は、実際には刺繍できない糸を使ってシミュレーションすることもでき、バーチャルサンプルならではのデザインができあがります。
今回は図案の刺繍表現を紹介しましたが、文字などの刺繍もシミュレーションできますし、衣服の画像にロゴや名前の刺繍シミュレーションを合成するといった使い方もできます。
織物の場合は生地のシミュレーションを実行する際に、各種マップ画像およびU3Mファイルを出力できます。出力したファイルを普段使っている汎用3Dソフトに読み込むと、テクスチャデータとして使え、生地の自然な凹凸感が驚くほどリアルに表現できます。
下記サイトからはSDS®-ONE APEXシリーズで作成された織物、丸編み、タオル、刺繍、そして横編みニットの素材データがダウンロードできます。また織物については各種マップデータ(U3Mファイル形式)もダウンロードが可能です。ぜひご活用ください。
3Dのマテリアルに関する情報をひとまとめにしたデータ形式「U3M」をご存知ですか? 今回は、バーチャルサンプルの作成で活躍するU3Mについて紹介します。今後、デジタルファッションや、よりリアルで説得力のある商品画像・プレゼン資料を作成するためにマストとなる知識ですので、ぜひ最後までご覧ください!
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今回紹介したさまざまな生地シミュレーションのイメージは、スワッチとして確認できるだけでなく、3Dバーチャルサンプリングの生地素材としても活用できます。作成した生地シミュレーションを、既にお使いの3Dソフト(CLO3DやBrowzwearなど)でモデリングした服にマッピングすることで、よりリアルなバーチャルサンプルが作成できます。
シーズンごとの企画段階でバーチャルサンプルを活用すると、無駄なサンプルを作るコストや時間を削減できます。また、バーチャルサンプルは手軽にバリエーションを増やすことができるため、実サンプルを作成するよりも、簡単に何度も企画検討をおこなえます。また商品の量産を始める前にバーチャルサンプルをECサイトに掲載して予約販売を行うことで、需要に応じた生産量の調整が可能です。過剰生産による大量廃棄や、人気商品の品切れによる販売機会ロスも回避できますね。バーチャルサンプリングの活用は、業務の効率化だけでなく、サステナブルなモノづくりにも貢献するのです。
服作りにおけるサンプル作成のリードタイムを短縮し、無駄な資源を出さないアパレル・ファッション業界の救世主、バーチャルサンプル。シリーズ全6回でお送りするファッション業界のデジタル化を促進するためのソリューション、第3回目では、バーチャルサンプルの運用を開始するにはどういった手順で進めると良いか、成功事例を交えながらご紹介していきます。
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リアルなバーチャルサンプルはこれで決まり!企画から生産、ECへの活用まで幅広く役立つデザインソフトAPEXFiz®とは?
ファッション・アパレルの商品を企画する際、どんなソフトを使っていますか? CLO3D、Browzwear、Optitexをはじめ、おなじみAdobeなど、さまざまなソフトがありますよね。今回は、企画から生産、ECへの活用まで幅広く役立つデザインソフトAPEXFiz®をご紹介します。
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